A型の人って可哀そう?
上野公園内にある、上島珈琲へ。
近頃、週に一度ほどの日課になりつつある、家から歩いて約4000歩の距離への散歩。
上島に着くと、ベーコンエッグトーストのモーニングを、シニア割引を使って頼む。
或る程度の居心地の良い席を確保出来たら、じっくりと食事をしつつ、本を読んだり、スマホをいじったりしながら、ゆったりとした時間を過ごすのが、この頃の楽しみのひとつになっている。
コロナ禍になる以前は、一人で行くのが何となく嫌で、散歩仲間を誘ってはでかけていたけれど、今では一人のほうが気楽で、歩くスピードも相手を気遣わずにすむので、思い立った日には、なるべく出かけるようにしている。
そして、今日も、早めの時間で、居心地よい場所が空いていたので、じっくりと本を読めるなぁと、内心わくわくしていたら・・・
間もなくして、6-70代くらいの女性二人がやってきた。
席は、かなりあいていたので、どこに座ろうかと迷っている様子だったが、私の席からちょうど見える辺りの四人席に座った。
その席は、ソーシャルディスタンスのために、四人分のうち向かい側同士二人だけが座れて、残り二席には使用禁止の紙がテーブルに貼られている。
そしてそのテーブルの両側のテーブルもそれぞれ四人席で、同じように片側半分が使用禁止の紙が貼られていて、全てのテーブルに人が座ったとしてもそのテーブル毎に同じ側半分に人が座ると、均等にソーシャルディスタンスが守られるようになっている。
二人は、四人席の使用禁止の紙が貼ってある側の席に着いた(つまり、隣のテーブルの人が座ると距離が近くなってしまう席に)。その時は両側とも空席ではあったけれど、もし、あとから人が何人もやってきたら、隣同士近くなった人は落ち着かないのではないだろうか?
と、こんなことを思う私は少し、細かすぎるのか?でも私がその席のそばに座るとなったらちょっと嫌だなとは思いながら、ベーコンや卵などをフォークですくっていたら、その二人の会話がかなり大きめに耳に入ってきた。
席についてすぐ、いきなり一人が相手に向かって「A型?」と問いかけている。おそらく座る前から続いている会話なのだろうか、相手はそれに対して黙ってうなずいていた。すると相手は「可哀そう!A型は細かいんだよね」
それに対して相手はまたしても無言で、ただ笑ってみせた。そして次に、言った相手は自分の胸を指さしたまま「(私は)O型だから、大ざっぱ!」嬉しそうに笑っている。
私はA型だから、細かい。だからこそ、場所をわきまえない音量での会話が気になるのだろうか?
でも、O型が大ざっぱというのは皆がそうなのだろうか?「大らか」と、「大ざっぱ」とは大いに違うけれど、ソーシャルディスタンスなど気にしない、大ざっぱな人ばかりなのだろうか?
そのあともずっと大きな声のまま、二人は血液型の話を続けていた。
可哀そうと言われたお相手のA型の人もかなり大きな声で。
私は、読書に集中しづらくて、持っていたイヤホンで小さく音楽を流しながら本に集中しようと努力をした。
A型の私は、細かくてもいい、そんな無神経な人にはなりたくないと思った。
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