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February 26, 2013

「abさんご」を読みました

Ab

前の記事を書いてから、風邪をこじらせ、ようやく今頃になって読み終えた。

まず、かなり話題となっているので読んでいない方も、既にご存知でしょうが、横書き、漢字で書ける部分のひらがな表記、横書きのためか句読点の代わりにカンマ、ドットが使われていたり、カタカナやカッコ書きがない・・・
やまと言葉を愛する作者の意志が全編に感じられる作品に仕上がっている。

作品の内容は、かなりシンプルで「昭和の時代に両親を順に失った一人っこの運命」を軸に周辺に現れる少しの登場人物や、日常を作者独特の目線で捕らえ、表現している。

かなり一般的ではない文体、文字表現などを気にせずにさらっと読むと、とても不思議な感覚にとらわれてしまう。

戸惑いながら読み進むという感じで、いつのまにか、作者の意志に追いつこうと努力をしている私は、これって難しいかもと思っているうちに自然に、この物語の景色が浮かんで見えて、あ~幻想的!、淡い色彩が水彩絵の具のようにイメージできる。
それと同時に風が動く空気感が、海辺や野原のような爽やかさだったり、風通しの悪い書庫のかび臭さだったり、様々な感覚が駆け巡る。

親と一人っ子の距離感、同居人の存在、人間の死、いろいろなものがくるくる廻っている。色合いもくるくると混ざり合ってグラデーションになったり、ストーリー自体がはっきりと意識できないうちに何だか読み終わったときには理解できたと錯覚してしまうような・・・

とっても不思議な内容であり、読んだ人がわかる・・・私は好きな本だと言えるだろうな。

ただ、読み終えていくつかの疑問が残るのは、私にはこの本を読むには未熟者だったのかもしれない。

通常は漢字表記のものをひらがなにする意味は、作者がインタビューで答えていたのを聞いた覚えはあるのだが、それがどんな法則なのかな?と思ってみたり。

例えば、「」を「天からふるものをしのぐどうぐ」といった具合。それは、あとで「天からふるものをしのぐための、はるかに大きなもの、つまりは住むところをえらばせられたとき・・・」といった風につながるので、ふーんと思うが、ある部分では「おもいちがいをしている者をはずかしめまいと, はじめからそのつもりだったふうにさりげなくもてあしらうのはしぜんなたしなみであるから・・・」などとずっとひらがなが続いたかと思うと、別の箇所では「春の若みどりはかくべつ美しく, じみな色の種子をかざっている季節も小粋だった. 」などは普通に漢字とかなが混じっている。

ひらがなから受ける感覚はとても、内容をより意識させられるので必要性があっての使い分けなのは当然承知はしている・・・が・・・ってところかな?

それだけ、引き込まれる作品だということなのかもしれない。

そして、私の個人的な感覚ではあるけれど、何故だか、かなり以前の映画「萌の朱雀」(河瀬直美監督)を思い出してしまった。

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