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September 02, 2009

車椅子で出かけるということ。

「あら、オルセー美術館展をやるんだわ。でも、世田谷美術館は遠いなぁ~残念!」
電車の窓から見えたポスターを眺めながら、ほんとに残念そうにつぶやいていた。

ひょんな事から、左半身が不自由なA子さんの車椅子での外出のサポートを初体験させてもらうことになり、都内から横浜までの電車を使用しての移動中のこと。

「オルセーは行ったことないですが、一度は行きたいと思っていたんです」と私。
「あの美術館は確か駅舎兼ホテルだった建物を利用していて、中々風情のある建物だったはずよ。」とA子さん。
「そうなんですか~」

私より少し年下の「団塊の世代」のA子さんとは、初対面なのにすっかり彼女のペースに巻き込まれ、歩きながら、電車に乗りながら、ずっとお喋りが途切れることがなかった。

車椅子を動かした事のなかった私に対し、使い方をキチンと言葉で教えて下さったので、すぐになじめて無事に動かす事ができた。
その他、都営とJRを乗り継いで行く際に、切符の買い方や、各駅で駅員さんにサポートをお願いしたりとすべて、ご本人がてきぱきと処理をして行くので、私はただその指示に従って動くだけで、気が付いたら予定の時間通りに目的地に到着をしていた。

「今回は施設に入っている母のお見舞いを兼ねて、ついでに横浜開港150年記念のイベントを観に行く事なの。先月も1泊してイベントを観てきたのよ。」

室内を歩く程度は一人で出来ても、外出となるとどうしても介助が必要となる。
そんな不自由さを全く感じさせない、外向きのA子さんの行動力に目を見張った。

「昔に比べると随分と、車椅子でも外出しやすくなっているの。だから車椅子生活になったからといって何もあきらめる必要はないのよ。」

「家にこもっていたら、体も精神も衰えるばかり。自分から動こうとしないとだめ。」

「都バスも車椅子ごと乗れるノンステップバスがすごく増えてきて、助かっているけど、逆にどんどん利用するのも私たちの役目。せっかくバスが増えても利用者が少ないと、またバスを減らされてしまうかもしれないから。」

NPOの車椅子ごと乗れるリフトカーにも同乗した。運転手さんの対応も、A子さんが彼に対する対応もよく、お互いの心遣いが感じられ、付き添いの私にも温かな空気は伝わってきた。

ずっと、彼女のお伴をして行くうちに、彼女の素晴らしさがじわじわと伝わってきた。
各駅では、駅員さんが一切の手抜かりなく、どこに行くにはどの電車に乗ればよいか、どの辺りの車両に乗ると都合よいかとか、車椅子を車内に乗り込む際のボードをセットしてくれたり、うまく動かないときはサポートもしてくれる。
そして、何よりも感心したのは、お手伝いをしてくれた駅員さんのすべて(都営もJRも)が常に笑顔で対処してくれたこと。
出発する駅では「お気をつけて行ってらっしゃいませ」と電車が動くまで見送ってくれたし、下車駅では次の駅員さんが「お疲れ様でした」とお迎えしてくれる。

駅員さん以外でも一般の方々も車内で、席を移動してくれたり、ホームでエレベーターを優先させてくれたり、あらゆるシーンで、周囲の人の温かさを実感できた。

そして、なによりも感心したことは、A子さん自身が、率先して周囲の人に話しかけるので、初めはぶすっとした表情だった駅員さんまで次第に笑顔になってしまうのだ。

「あなた、まだ彼女見つからないの?」と顔見知りの若い駅員さんをからかったり、「今度鎌倉に行きたいのだけど、ここからだったらどう行けばいいのかしら?」なんて会話を持ち出したり、電車待ちのわずかな時間に駅員さんの心を掴んでしまう。

用事をすませ、最後に無事戻れた頃には、私のほうが「今日はありがとうございました。いろいろな事を教えていただき、良い経験になりました。」という気持ちで、ちょっと名残惜しい気持ちでA子さんとお別れをしてきた。

晩ご飯につきあってくれた友人と、飲んだ冷えたビールは格別の味だった!

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