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August 09, 2009

音訳ボランティア

単なる「朗読教室」ではなく、視覚障害者の為に、活字を「音訳」するための講習に参加している。

小学生時代、国語の時間に教科書を音読するのが好きだった。
高校時代は放送部に所属して、昼休みの校内放送で自分好みの音楽を流しながら、(今ならさしずめパーソナリティ気取りで)曲の紹介をしたり、放送コンテストに出場したり(入賞はしなかったけど)、以前から「朗読的」なことが好きだった。

ずっとそんな思いを胸に秘めたまま大人になった。そして、今ようやく時間と環境に恵まれ、念願だった「音訳」の講習会に通っている。

視覚障害者のために『目』の替わりになって、『音』で表現する。
そのためには、絶対に正確でなければならない。
書いてある事を「そのまま、耳で理解できるように」表現する。

「音訳」の作業として、まず、書かれている文字を正確に表現するために、読み方やアクセントなどを調べる事が8割で、上手に読む事や、耳に心地よい音声で、長時間読んでも疲れないような読み方を身につける(その為の腹式呼吸などの訓練など)のが2割だと言う。

その為に、私たちがこれからしなければならない事がある。
どんなジャンルのものでも読まなければならないのが「音訳ボランティア」。
『医学書』『お琴の教本』『ドイツ語の本』『歴史もの』『マンガ』『楽譜』etc・・・

専門家でなければ分からない言葉が一か所でも出てきたら、そこでストップしてしまう。
そんな場合に、身近にその道に詳しい人を準備しておき、分からない事はすぐ聞ける。そういう状況を作っておくことも「音訳ボランティア」としての腕の見せ所らしい。

そこで早速、今からその準備を始めた。

歴史好きな友人・ヘリコプター操縦士だった人・短大英文科の先生・ピアノの先生・法律関係の仕事をしていた人・PCに詳しい人(前の会社がIT企業でしたから)・俳句の先生・踊りの先生・古文書の解読・川柳・囲碁が趣味の人・お琴の先生・昔の暮らしを知っているおばあさん・医者の知人はいないけれど、いざとなればかかりつけの先生に教えてもらえるかもしれない。・・・などと書きあげてみると、その気になれば、意外と身近な人たちに助けてもらえそうな気がする。

それ以外にも、今一番のお助けグッズとして、活用しているのがPCでの検索。それと併用しているのが『電子辞書』。
かなりの確率でこの二つを駆使すれば問題はほぼ解決できそうな気がする。

講習がスタートしたばかりの頃、こんな例文を読む宿題が出た。

【石決明は刺身にかぎるね】

「石決明」という言葉を調べていたら「あわび」だという事がわかった。
【あわびは刺身にかぎるね】と読めば美味しそう!と誰もが思うだろう。
PCでいろいろ調べて行くうちに、「石決明」とはアワビの貝殻を粉末にした漢方で、目の病気に効用があるため、その字をあてたようだと分かった。
「石決明」はアワビの貝殻なので、刺身にはならないだろうが、読み方は「あわび」でもOKらしい。
ということであれば「刺身に限る」という例文はおかしくないか?

そんなことを密かに思っていたら、もう一人の生徒も同じ事を発見したという事で、二人で「刺身に限るは変では?」と先生に訴えると、先生は私たちの「探究心」を称えて下さりながらも、数週間後に、「あわび」と読むから「刺身でもおかしくないのでは?」と反論(?)してきた。

こんな風に、この講習会は先生も楽しんでいるのだろうと思う。
そして、「音訳者」としての心構えをじわじわと、植えつけるように指導してくださっている。

そろそろ、講習会も終盤に近付いている。実践に関してはまだまだ未知のことばかりで、先の事は全く分からないが、教室の皆の顔は一人残らず輝いている♪

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Comments

私がかけっこを始めたキッカケは、以前お世話になった職場の上司が市民ランナーで、走る楽しさを教えてくれたからです。
 その人は視覚障害者や知的障害者の伴走もしています。伴走をする人は、走りきれる脚力が必要なのは当然ですが、それ以上に相手の呼吸を感じ(特に視覚障害者の方は耳がとてもいい人が多いとのこと)相手がよりそのひとときを楽しめられるか、決して不安な気持ちにさせてはいけないという大変な任務であることを聞きました。

自分のできることを誰かのために伝える、伝えようとする姿勢はとてもすばらしいことですよね。
でも実際やってみると、教えるなどというより自分が教えられることの方が私は多いですね~。

いいお話ですね。

誰かの役に立つ、というのはとてもステキなことです。でも音訳って、思っていた以上に大変な努力が要るんですね。
もしお役に立てることがありましたら、いつでもお声をお掛け下さい。とはいえ、アタシに何が出来るのかしら。飛行機馬鹿でヒコーキのことしか知りません。

このテンプレートに出てくるネコたち、可愛いですねー。若干太めだからダイエットするように、よろしくお伝え下さい。

エムさん。帆走子さん。

温かいコメントありがとうございます。
エムさんにも「走る」事で分からない事が出来てきたら、教えてくださ~いとお願いするかもしれません。

そしてなによりお二人とも、人間として素晴らしい方と常日頃より密かに尊敬しておりますので、ジャンルを問わず、これからも「ヘルプミー!」とお願いするかもしれません。その時はよろしくお願いいたします。

エムさんのおっしゃるように、私は教わることばかりです。この年でもそういう機会があるんだということがとても幸せだし、ラッキーだと思っています。

そして、太めの猫は私ではありませんから念のためcat

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