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August 02, 2008

桂右團治師匠

Photo_3友人と夜ご飯を食べに行った「金魚坂」で、偶然社長(女将)と打ち合わせ中だった『右團治師匠』を紹介された。

ショートカットでお化粧ッ気がなく、隣の席から聞こえてくる、社長とお話をしている内容もとても礼儀正しく謙虚で、この女性が「落語芸術協会女性初の真打ち」だなんて言われなければわからないほど、静かで落ち着いた印象をうけた。

彼女の事は数年前、やはりこの「金魚坂」のカウンター席で偶然隣り合わせた、師匠である故・桂文治師匠から「うちに早稲田の法学部を出た女の子が弟子入りしてきたんだよ」というようなことを話されていたことを思い出した。

そう語る師匠は、「女の落語家はなぁ~」みたいに言いながらも、とても嬉しそうな表情だった。
「絵も描くんだよ」と聞いた気がしたので、彼女にその時のことを話したら、「ハイ!師匠にくっついて習いに言ってましたっ♪」と答えが返ってきた。

『金魚坂』のお店にも文治師匠の絵が何枚か飾られているが、落語芸術協会会長でもあり「南画」の審査員でもあるほどの腕前だったらしい。きっと彼女もかなりのものなのだろう。

当時、文治師匠の隣の席で色々なお話しを聞かせてもらった事が、すごく嬉しくて、(わあぁ、TVで見るのとおんなじだ!)落語ばかりでなく、歌舞伎の台詞回しなどもたっぷり聞かせてもらい、暑い夏の盛り、これから寄席に出る途中だと言うことで、涼しげな絽の着物にパナマ帽でお店を出て行く姿がものすごく粋でカッコ良かった事を覚えている。Photo_4

そのお弟子さんと、社長と文治師匠が仲良しだったとはいえ、偶然に同じ場所で遭遇したことも不思議な因縁を感じる。

「8月25日六本木の俳優座に出ますのでよろしくお願いします。」

最後まできちんとした言葉遣いをされていた彼女に、「女性の落語家」はやだ!と思い込んでいた先入観を、いつのまにか取り消してしまうほど、好感が持てた。

あとでプロフィールを調べたら、
趣味が「英語・中国語・俳句・民謡・ジャズボーカル・囲碁・津軽三味線・南画」となっていた。

なんと多才な!中でも興味を引いたのが『俳句』。
どんな俳句なのか見たいな。

明日は句会なのに、まだいい句が浮かばないでいる私。

こんなblogを書いている場合ではないけれど、たまたまネット検索で文治師匠の写真を見ていたら、とても懐かしくなってしまいました。

そのお弟子さんの『右團治』さんの落語も是非聞いてみたくなった!

July 31, 2008

暑い朝、今日は赤、昨日は黄色でした。

今朝は赤い色がちらっと見えた。
昨日は確か黄色だったように思う。

毎朝、約25分の距離を徒歩で通勤している。
この季節はたまらなく暑くて、日傘を差しながら、スーパーでお肉を買ったときなどについてくる保冷剤をハンカチにくるんで首に巻きつけながら、真夏の日差しに向かって、テクテクと歩いている。

そんな通勤途中にいろいろな景色や、光景に出くわすが、このところ、同じ時間に同じ場所でみかけるオジサンたち。

皆ワイシャツにネクタイ姿の数人、なにかを待つかのようにお喋りをしながら道路に三々五々立っている。

大概、両手を後手に組み、その組んだ手の中からちらっと見えるカラーボール。
TVなどでしか見たことはないけれど、強盗などに襲われたときに犯人に向かってボールを投げつけると中から色のついた塗料が飛び出して、逃走経路が分かってしまうという優れもの。

そうです!銀行の裏口付近に止まる、現金輸送車を待つ行員たちでした。

始めはカラーボールを持っていることは気づかなかった。
そのうち、毎日同じ場所に散らばるオジサンたちに気づき、私自身がはるか昔、銀行員になりたての頃、毎日ビルの裏口で何人かのオジサンたちと現金輸送車や手形交換所からやってくる交換便(確かメールカーと言っていたような気がする)を待つのも仕事のひとつだった事など、当時の記憶が突然蘇ってきた。
当時はカラーボールなどはなく、実に無防備で、良き時代だった。

入行したてに配属された部署が現金出納課で、広い店内のそこだけ入り口に低めのドアがついていて、出入りするたびに「入りま~す」「出ま~す」などと声を掛けていたように記憶している。多分、一日中、現金を扱う場所なので、出入りのチェックは厳しかったのかもしれない。

当時は新人研修として練習用のお札を数えたり、加算機(?)の使い方などの練習もあり、同期の中では、どちらもかなりスピードが速かったため、出納課に配属されたのだが、現在の私を知る友人たちには信じてもらえないかもしれない♪

そんな事を思い出しながら、毎日その現場を通っているのだけれど、一度でいいから、あのカラーボールを投げるところに出くわしてみたい!
そんな事を想像してみたり、道端の花を眺めたり、しているうちに会社に到着する。

真夏になったら電車通勤にしようかと思っているうちに真夏になってしまった。

もっとも地下鉄で一駅だから、待ち時間を入れたら徒歩のほうが早いくらいなので、嵐や大雨でもない限り、歩くしかない。いいような悪いような・・・

早く秋にならないかな~
枯葉が敷き詰められた歩道を温かいマフラーを巻いてブーツで踏みしめながら歩く。
雪が降ると、坂道ばかりの通勤路は滑って危険なので電車に乗らなければならないだろうな・・・
なんて考えたら、少しは涼しく感じるかもしれない。

以前DCの娘のblogで読んで、記憶が間違っていなければ、DCがとても暑い日が続いていたときに、カーラジオからクリスマスソングが流れてきた事があり、何故?と思っていると、余りの暑さで、音楽だけでも涼しくとその日は一日中クリスマスの曲を流していたそうで、思わず暑さを忘れたと言うような記事だったように思う。

カラーボールも夏用に青がいいな!涼しげで・・・

July 30, 2008

パリの新聞いる?

Img_0937 月に一度のピアノレッスン。
クラシックをキチンと弾けるようになりたくて、頑張っている友人と、適当にジャジーな曲をさらりと弾けたらなぁ~とあまり練習もせずに、いい加減にレッスンに通っている私と、全く対照的な二人を同時に教えている先生がレッスン日の二日前にパリから帰ってきた。

「ハイ、お土産!」と二人にチョコレートを渡してくれ、パリの新聞もいる?と何種類かの新聞紙も一緒に差し出した。

「姉と二人でパリのアパルトマンを借りて自炊生活をするの。そういうツアーがあるのよ」

先月のレッスンの時、楽しそうに話していたとおり、「とっても楽しかったわ」と写真をバッグから出し、「今日はこの後、清水和音のコンサートに行って、夜は来週のライヴのための練習の集まりがあるから、次回にゆっくりパリの話をするね」と言いながら、写真をざっと見せてくれて、簡単にいくつかのエピソードを話し、「では来月ね」と風のようにいなくなった。

アパートに住んでパリジェンヌ気分を味わえるとは言いながらも、日本人がオーナーの日本人観光客用アパートなので、コンセントも変圧器が用意されていたのに、携帯の充電をしようとしたらショートしてしまったり、どこかの建物に観光するために行列に並んで、ようやく入れたと思ったら別の建物だったとか、「いろいろあって面白かったわ」ポジ思考の彼女らしく、本当に楽しそうで、来月の土産話が待ち遠しい!

英語は勿論、フランス語は全く話せない熟年姉妹が、あの排他的なパリの人々の中でいったいどんな旅をしてきたのでしょうか?

好奇心は旺盛だと自負している私がとてもかなわないと思うほど、彼女の行動力には目を見張るものがある。
随分前、同じ職場にパートとして来ていた彼女との初対面時は「大人しくて控えめな主婦」という印象だったのに、話をしているうちに、全く別の部分が隠れていることを発見して、気がついたら彼女は私のピアノの先生となっていた。

そんな友人(先生)を持てた事で、音楽の世界の入口まで誘ってくれたことにとても感謝をしている。(例え、練習が捗らなくとも)

「人との出会い」を大切にしたいといつも思っている。

失敗もあれば、こんな素敵な世界の広がりを与えてもらう事もある。
一緒にレッスンを受けている友人も小学校からの幼馴染で、こんなオバサンになって一緒にピアノレッスンを受けるなんて・・・

世の中満更でもない♪

二人の息子さんとご主人がいて、基本は家庭を守る主婦でありながら、ピアノを教え、沖縄バンドのキーボード担当であり、三線も弾く。
ヴァイオリンも習い、ゴスペルのメンバーにも入っていて、あちこちコンサートに駆り出されているらしい。
今回のパリに同行したお姉さんが口笛を習っていて、そのグループのピアノ伴奏役も引き受けている。

「まさに音楽漬けの日々を送っているね」とご本人も認めている、実に羨ましい人生を送っている。

ちょっと、レッスンに目覚めてみようかな。

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