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April 08, 2006

MRI初体験!

そもそものきっかけは「耳鳴り」だった。

友人に「それは耳鳴りでしょ」と言われた。自分の耳から「き~~ん」という音が聞こえてくるのは普通の事だと思っていた。
会社で向かいの席のオジサンに朝の挨拶がてらそのことを話題にしたら「普通皆(キーンという音)するでしょ」とあっさり言われた。

どちらにせよ、気になりだしたら診てもらうに限る、という事で耳鼻科で耳の検査。
「特に異常はありませんね」と先生。
「では何故キーンという音がするのですか?」
「さぁ~もし気になるようでしたらMRIでも検査したらどうですか?もしまだしたことがないのなら一度検査しておくのもいいんじゃないでしょうか?」

そんな経緯があって初体験という事になった。
早速ネットで「MR」Iを検索してみたら、どこを見ても「閉所恐怖症の方は検査できません」とある。
閉所恐怖症とは一体どの程度の事を言うのか?
それが解らないことが恐怖かも・・・

そう思って事前にクリニックに電話を入れた。
それで判った事は、かなりそういう人がいて、途中で中断してしまう人もいるらしいという事。
では、私は?・・・以前歯科で治療中、何の説明もなく、いきなり背後から麻酔の為のマスクのカバーが力強い先生(女)の手で顔に押し付けられた時、思わず息が止まりそうな恐怖体験をした事があった。それ以来、息がしにくい状況に遭遇すると、あの時の事を思い出してしまうのだ。
果たしてこの程度はどうなのか?
別の友人はTVなどで洞穴探検ものを見ていて、人が狭い穴に入って行く場面を見ているだけで気分が悪くなってしまうと言うくせにMRIは平気だったらしい。
そうであれば、キング氏の、生きたままお墓に埋められ、これでもかというくらいの恐怖感を味わう話を平気で読む私なら絶対耐えられるはず(?)

そんな状況の中、ついに本番を迎えた。
「磁場発生中」みたいな赤い字が点灯している部屋に入れられる。
技師が指示を出そうとするタイミングの先手を打って、「閉所が苦手なんですが、どんな感じで検査するのですか?状態を知りたいのですが・・・」
すぐに状況を理解したらしい彼は、とても優しく、安心感を与えてくれる説明をしてくれた。
「装置に入る前にこれを装着するのですが、大抵はこれがつけられれば大丈夫です♪」
剣道の『面』のようなもので口の部分は大きく開いていて問題なさそうだ。
台に固定させられる不安、いざと言う時に逃げ出せない状況も怖い。
「ストップかけたい時はどうすればいいのですか?」
「あそこから私が見ていますから声をかけてください」
なるほど、暗い密室に一人取り残されるのかと思っていたけれど、前面ガラス張りの向こうに操作室の明かりが煌々として見える。見守ってくれるんだ!そこでまた一安心。
「試しにこれがつけられるかやってみましょうか?」という優しい誘導で、いつの間にか台に載せられ、検査が始まっていた。
彼は最後まで声掛をしながら「目はずっと閉じていたほうがいいですよ。まぶしい光もありますし・・」「もう始まりましたからねぇ~」「タオルをかけましょうか?暑かったらとりますから言ってくださいね」「途中であと何分くらいとお知らせしますからね」
気がついた時は検査が始まっていた。指示通りずっと目を閉じていたので、ただ診察台で休んでいるような気分で途中眠くなってきたほど・・・
しばらくして「あと20分くらいですが大丈夫ですか?」とすぐそばで声がした。
もうその時点でMRI恐怖症は克服していた!

結果は耳鼻科経由なのですぐに教えてもらえなかったのが心残りだったが、MRI克服が大きな自信へと繋がった(ちょっとオーバー?)。

私流生き方のひとつ・・・怖い事・不安な事があったら、逃げていても解決にはならない。まず自分をさらけ出し、どうすれば解決できるか、自分にあったやり方でやってみる。

そんな時は「ワガママ」と思われてもいいのではないか?
あくまでも私流ですが・・・

April 07, 2006

ゴリウォーグのケークウォーク

朝の通勤電車内での事。
途中でかなり車内が空いてきたと思っていたら、突然、歌声が聞こえてきた。
「んっ?」同じ車両の人たちが揃って声がする方向を見る。

シルバー席にキチンと座って大きめのヘッドフォンを耳にかけ、少し白いものが混じった髪をキチンとなでつけた中年紳士。紺系のスーツを着て、膝の上にはビジネス用の黒いバッグをのせたまま、目は閉じて、歌っている。黒のごく普通の革靴をはいた足は片足を靴裏が見えるくらいパタンパタンと床を踏み鳴らして拍子をとっている。

声がだんだんとボリュームアップし、足を踏み鳴らす音もさらにパタパタとうるさい。
「パーン、パパーン、ッパパッパパ~・・・」車両中に響きわたる声が次第に音量を増してくると、一旦は視線を戻していた乗客たちも、余りの大きさに再び「変な奴」といった表情でちらっと見ている。

朝から元気なオジサンだなぁ~と関心しながら、ちらちらと盗み見をしていたら、私と同じ駅で降りた。立ち上がってドアの前にいる後ろ姿はどうみても普通の出勤途中のサラリーマンというより、年齢から見てちょっと偉い人に見えなくもなかった。

仕事の後の友人との酒宴の肴にこの話をすると、大いにうけてくれた後で、「一体なんの曲を歌っていたのだろうね」ということになり、演歌やジャズのリズムではなかったと言うと、クラシックに強い友人が「それって、ドビュッシーの曲のゴリウォーグのケークウォークかもしれないよ」と推理してくれた。

その曲を私は聞いたことがないのだが、その友人がスキャットで「パーン、パパーン・・・」と歌ってくれたのを聞いていると、まさに電車の中のスキャットと同じように思える。

でも、もしそれが本当に当たっていたとしたら、友人の音楽的素養はかなりのものと言う事になる・・・と同時にそのオジサンの口ずさんだメロディを私がいかに忠実に記憶して再現したと言う事になるから、私も凄い・・・ではないだろうか(?)

又、あのオジサンと一緒の電車になったら、勇気を出して訊いてみたい。
「突然失礼ですが、あの曲の題名を教えていただけませんか?」

April 06, 2006

好きな仕事で燃える女

DCの娘の近況を知る手がかりとして娘のブログを読むこと。
もうひとつはスカイプでPCのモニターに映された顔を見ながらTV電話のように会話すること。

最近は本当に便利な世の中になった。
うっかりすると、日本とアメリカと離れて暮らしている実感がなく、何故なのかと考えて見たが、多分、会おうと思えばいつでも会える・・・そんな感覚に慣らされてしまったのかもしれない。
1年に一度は必ず日本に帰ってくるというこれまでの実績が、これからもずっと続くだろうと思う予測に加え、最近、独身時代と同じCAに返り咲き(?)、仕事で日本にも来るチャンスがゼロではないという事。そんなことが娘夫婦との距離を一段と近づけているのかも知れない。

その上、以前の職場であるホテルにも籍を残していると言う事なので、DCに行く時は社員割引のエアチケット&ホテルを利用する事が出来る(親の特権♪)

と、ノンキなことを言ってはいるが、実のところは、余りに頑張る娘の健康状態が心配になるのは、やはり人並みの親と言う事だろうか・・・

側には、やさしいダンナ様がついているから安心ではあるけれど・・・

April 02, 2006

上野の山でお花見と聖徳太子

Tennjyukokusityou_2 Houryujihoumotukan_1 Houmotukan_2 Pho_houryu_l_1

朝から予報通りの爽やかな快晴!
以前友人に誘われ、散歩がてら訪れた上野の法隆寺宝物館で、出合った神秘の空間が忘れられず、再び友人と仏像に会いに出かけた。

その展示室はひんやりと薄暗く、空気がぴんと張り詰めたような静けさで、思わず厳かな気持ちになる。48体のほぼ30センチ程度の小さな金剛仏群が一体づつクリアケースの中に収まり、一定の間隔を置いて飾られている。そこだけがスポットライトに照らされ、厳かに浮かび上がる仏像たちと展示室全体がひとつの作品のようで、何ともいえない感動を覚える。
ずっと、その部屋に居たいという気分になる。
お寺の本堂にいるような気分なのだが、この宝物館は建物や調度品など全てが実にシンプルモダンで、無駄がないくせに心が落ち着く、不思議な快適空間!

今回は「国宝・天寿国繍帳と聖徳太子像」展を開催中だったので、7歳の聖徳太子像や、伝世品としては最古の刺繍の作品という、飛鳥時代に製作された作品を見る事が出来た。中でも、聖徳太子が「天寿国」へ往生した様子を「繍帷二張」に表したものはさぞ素晴らしい作品だったのだろう。現在ガラスケースの中に飾られたその作品は色もあせてしまっていたが、飛鳥時代へ、しばしのタイムトリップを味わう事ができた。

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博物館を出ると、外はお花見の人・人・人・・・
そぞろ歩きながら、桜を堪能した。

気持ちのいい一日が又終わろうとしている。

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