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July 04, 2006

立川志の輔・七夕寄席

Photo_2 始めの話は・・・
ちょっと間の抜けた夫婦が、仲人をすることになったのだが、出かける時になってアクシデントが次々と起きる。妻はタートルのセーターを着たまま髪をセットしてきた為、脱ぐ事が出来ず、セーターをジョキジョキとハサミで切るはめに・・・
夫は前日、魚屋に仲人術を伝授してもらっているうちに呑み過ぎてしまい車を置いて来てしまったので、バスで出かけなければならなくなったのだが、そのバスが中々来ない。タクシーも来ず、一駅先まで歩くか夫婦でもめているうちにバスが到着。乗ったのは良かったが・・・

「あんたが悪いのよ」「お前のせいだ」と罪を擦り付け合っている、凸凹夫婦のやり取りがとにかく面白い!
どこかにいそうな夫婦。そんなやり取りが最後まで面白くて、お腹の底から笑えた。

もうひとつの話は・・・
殿様に嫁いだ妹が見事に世継ぎを生んだ為、町人の兄はお屋敷に招待される事になった。
ご褒美をもらえると言う事で、恐る恐る出かけていくが、いつの間にか勧められるままに祝酒を飲みすぎ、すっかりくつろいでしまう・・・

後の話は1時間もの大作だったが、一瞬たりとも目が離せない展開で、話に引き込まれたまま、終わってみて、こんなに時間が経っていたことが分かったほどだった。

「落語は演じる方は楽なんです。聞いているお客様がそれぞれに話を自分なりにイメージし、話を構築して、それぞれの人物像が出来上がっていくので、こちらはそのお手伝いをするだけなんです」

そうサラリと言ってのける、粋さがカッコイイ!
「江戸っ子」が多く登場する落語を演じる「噺家」のパーソナリティがその話に登場する人物に与える影響が大きいから、色々な「与太郎」や「八五郎」が存在するのだ。

そして観客は、舞台で演じている「噺家」を通して話の中の人物を想像しながらも、やはり、贔屓の噺家とそうでないのとでは、微妙に入り込み方が違うのではないだろうか?

志の輔さんは好きな噺家だからか、期待以上に楽しい独演会だった。

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