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November 27, 2005

素晴らしきかな女たち!

05 先日の23日、本郷の法真寺で恒例の一葉忌に参加した。厳かに法要が執り行われたあとに早大名誉教授の紅野敏郎氏が「にごりえ」を軸にしながら、一葉はどんな人であったのかなど、内容たっぷり、所々にクスッと笑いも散りばめての講演が実に楽しかった。

その後は幸田弘子サンの朗読で、日記と「おおつごもり」を鑑賞。昨年から参加しているのだが、髪をきちっと結い、きりりとした和服姿で背筋をシャンと伸ばし、わずかに顔を上を向け遥か遠くを見据えているようにすっくと立つ姿が凛々しい。本堂が一瞬、大きなコンサートホールになったような錯覚を覚えるほど彼女の存在が大きく感じられた。そして、朗読に入る瞬間の表情はまるで一葉が乗り移ったかのように、後ろに祭られている遺影とそっくりに見えた。

一葉作品の朗読は、全て、諳んじているから臨場感一杯で、一葉の世界が色鮮やかに浮かび上がってくる。「初音町」「田町」「菊坂」懐かしい響きの町名が出てくるし、底辺に生きる人々の息吹がひたひたと伝わってくる。そんな一葉ワールドにどっぷりと浸る事ができて今年も大満足の一葉忌だった。

お寺を後にし、友人と二人で沖縄ソバでランチのあと、映画「ラヴェンダーの咲く庭で」を鑑賞。

少し前、ピアノマン騒動のとき、話題になった映画なので、何となくイメージが良くなく、余り観たいとは思っていなかった。今回、友人の薦めで観る事となったが、全く想像していたものと違う、老姉妹のちょっと甘く切ない、ほのぼのとした御伽噺のような映画だった。

昔のイギリスの素敵な海辺の町に、質素ではあるが、優雅に暮らす老姉妹。ある日、遭難して浜に打ち上げられた若者の面倒を看る事となる。彼が現れた事で、姉妹の暮らしが一変する。初めて人を恋するという気持ちを、孫ほどの若者に対して覚える妹が切なくも愛らしい。

老姉妹にマギー・スミスとジュディ・デンチという大ベテラン女優が演じていて、年を取る事の現実を見せ付けられながらも、日々の暮らしをゆったりと紡ぐスローな生き方や、ボージョレ・ヌーヴォーではない、熟成された貴腐ワインのような、そんな長く生き抜いてこられたものだけの特権がある・・・そんな風な生き方がいい・・・♪

05  そして昨日、小学校時代の仲良しの3人で、銀座でランチからディナーまでノンビリとお喋りづくしの一日を過ごした。

三人とも銀座大好き人間なので、鳩居堂で待ち合わせ、薬膳料理でランチ、ディナーはいつもの和食ダイニングバーと、ちょっとづつ移動するだけで、ひたすらお喋りに花を咲かせた(よくもこんなに話す事があるもんだ)。

久しぶりに会った一人は、飛行機嫌いで一度も乗ったことがないと言っていたのに、昨年韓国へ一人旅をしてきたという。生まれて初めての海外を一人でツアーにも参加せずに!

結婚20周年の自分へのご褒美に、贅沢旅行をしてきたという。ご主人を残して一人で行くところが彼女らしいが、もうこの年になったら、自分が快適な事しかしたくないといって、ロッテホテルのツインルームで一人で優雅に泊まってきたそうだ。仲良し夫婦なのに、不思議な彼女!

何故韓国なのか?・・・初めての海外旅行に・・・

きっかけはやはり「冬ソナ」を見始めた事らしい。ドラマにはまり、韓国という国と、言葉に興味を覚え、TVのハングル講座で1年間勉強し、喋れるようになったのだという。

彼女は国文科卒業だが、英語も(独学で)苦労なく話せる人だから、韓国語は比較的楽に出来るようになったのだろう。人と接するのが大好きで、サービス精神たっぷりの彼女は、初めての韓国では、現地の人と韓国語で会話をし、仲良くなり、「韓国人かと思った」と言われたほど言葉は完璧だったらしい。

きっかけが「ヨン様」であれ、そこまで極めるところがいかにも彼女らしい。三人で韓国に行こうよ!行ったら私がガイドしてあげるから期待しててね♪・・・と彼女。我々もキーボード頑張って、彼女をコンサートに招待しなくちゃ・・・いつのことやらねぇ~

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